2023/07/02

眠い。毎日眠くて仕方ないが、最近朝はどうしても早く目が覚めてしまう。最低でも5時半には目が覚めるだろうか。毎日3、4時間程度しか寝れていない。睡眠不足が一番の悪だと思っていた私にとってこれほど睡眠時間が短いということはもしかしたら嬉しいことなのかもしれない。

昨日の夜コインランドリーに行った。洗濯機のない生活ももう1年になる。不便かなと思ったが不便だと思う事は一度もなかった。2〜3週間分の洗濯はかなり重いことを知った。

4年前住んでいたアパートの近くのコインランドリーが当時すごく気に入っていた。家から歩いて5分もかからなかったと思う。洗濯機は3台、乾燥機が5台ほどで中はかなり狭かった。24時間営業だった。人がいる時間を避けていつも夜中に行った。地元から遊びに来た友人と一緒に行ったこともあった。居れる場所は3畳ほどの広さだったが小さな椅子が二つあった。そこに座ってご飯を食べたり携帯で映画を観たりした。両替機がないので小銭がない時は外にある自動販売機でコーラを買った。そういう出来事一つ一つが過去になるだけで涙が出るほど嬉しかったりする。今日はそんな事を思い出す日にしたい。

18歳の冬関東にそれなりの雪が積もった。地元の四国では雪がほとんど降らないし高校の修学旅行も北海道だったが行かなかったので、たくさん積もった雪を見たことがなかった。当時同棲していた彼は青森出身だったので雪には慣れているようだった。積もった日はちょうどバイトが休みだった。二人で外へ出るととにかく辺りが白い。寒さで涙が出る。雪は冷たくて触るとすぐ固くなった。もちろん雪だるまを作った。住んでいたマンションの階段に彼が昔飼っていた犬の雪だるまを作ってみせた。目と鼻は黒いペットボトルのキャップを使った。彼は喜んで写真を撮ってくれた。それから1時間は外にいたと思う。雪用の靴なんて持っていなかったので何度も転んだ。帰りにケーキ屋でケーキを買って帰った。なんのケーキを買ったかは思い出せない。家に帰るとコートが濡れていつもより重くなっていることに気付いた。その日着ていたのは祖母がくれた紺色のロングコートだった。私は祖母が若い頃着ていた洋服をたくさん貰っていた。それも全部3年ほど前、引っ越すタイミングで売ってしまったことをとても後悔している。この頃の話を思い出す時は大抵祖母の洋服と共にいた。帰省したタイミングで洋服をほとんど売った事を伝えると祖母は少し悲しい顔をした。